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Laibach / Kapital

Kapital

Kapital

 

 スロベニア出身のインダストリアル/前衛音楽ユニットの4thアルバム。

 

 前作との間にカヴァーアルバムなどのリリースは続いたものの、オリジナル作品としてはおよそ5年ぶりとなる本作。長い期間が空き90年代に入り、ジャケット同様に音も方向性がガラリと変わり、何と今作はテクノ/ハウス系のテイストを大きく取り入れています。あの重く打ちつけるようなビートは消え、Milan Frasの凛々しいボーカルも控えめでボソボソとした喋りのような歌声、たまにお経みたいなコーラス、更には何とラップまで披露。あの前作で見せた威風堂々とした佇まいからはかけ離れており、これは幅を広げたというよりもまったく別口からのアプローチ。でも奥の方で偏執的なオーケストラが鳴り響いていたり、ところどころにインダストリアルな仕掛け施されている部分などLaibachらしいアイデアによるところの特異性はさほど失われておらず、実験作と割り切れば地味にハマっちゃいそうな魅力はあります。トータル79分弱という長さはちょっと辛いけど一部のアグレッシブな曲はかなりカッコいい。ちなみにどうやらこのアルバムはBUCK-TICKのライヴのSEとして使用されたことがあるみたいです。

 

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