Test Dept. / Beating A Retreat

Beating the Retreat (Dig)

Beating the Retreat (Dig)

 

 UK出身のインダストリアルユニットの1stアルバム(1984年)。

 

 当時はドイツのノイズ/インダストリアルの重鎮Einstürzende Neubautenへの回答だのフォロワーだのと称されたようで、そういう音を知る人はすぐに想像がつきそうな、ノイズと鉄骨打撃の音が支配する純正インダストリアルサウンドが満載。しかしノイズの鳴らされ方は割と分かりやすくメリハリがあり、メタルパーカッションもしっかりとリズムを刻んで野蛮なグルーヴを生むように乱打されているので、音楽のあり方としては比較的明快だと思います。アーティスティックさはあまり重視されていないというか。特に前半、とりわけ「Spring Into Action」は強烈で、途中でチェーンソーの音が介入していく様が圧巻。中盤のアンビエントなパートも聴き込めば結構イケます。日本のインダストリアルバンドにも強い影響を与えているだろうし(ZEITLICH VERGELTERなんかはまんまだし)この手のアルバムとしては聴きやすい部類に入ると思うので、チェックして損はない一枚。