MECHANICAL FLOWER

機械、金属、肉体、電子、幻想、前衛…そんな音楽が好き。

Lard / The Last Temptation Of Reid

Last Temptation of Reid

Last Temptation of Reid

 

 Dead KennedysのJello BiafraとMinistryのAl Jourgensenを中心としたハードコアパンク/インダストリアルロックバンドの1stアルバム。

 

 初っ端からドタドタと気持ちいいくらいに疾走していくハードコアパンク。Jello Biafraの、時に変態的な領域にまで踏み込むアジテーションボーカルがその勢いを加速させます。歌詞も凄そう。サウンドはAl JourgensenのギターリフとPaul Barkerのベースラインが組み合わさっているので、Ministryに近いものがあります。「The Missing」「Deity」辺りをもう少しコマーシャルに、そしてわかりやすくテンポアップさせたらこんな感じになりそう。Dead Kennedysとも似てるらしいけど、管理人は聴いたことがないのでそこは分かりません。それなりにインダストリアル風味だし、うまく個性がぶつかり合っていて強烈な出来ではあるんだけど、個人的にはもっとパンクらしく(?)短い曲がバンバン次々と流れていくような構成の方が好きになれたかも。でも「They're Coming To Take Me Away」のとんでもない変態具合は、むしろ8分半じゃ物足りなかったくらいでした(笑)。リード曲の「Forkboy」とその曲はとても印象深いです。