Strapping Young Lad / Strapping Young Lad

Syl

Syl

 

 カナダ出身のマルチミュージシャン/プロデューサーDevin Townsend率いるエクストリームメタルバンドの3rdアルバム。

 

 「SYL」とも称されるセルフタイトルで、邦題は「帰ってきた超高速怒轟重低爆音」。バンドとしては約6年ぶりのリリースということで、ブランクを経て久々に暴れまくるぜ!という意図があったのかは定かではないけど、以前と比べて更にエクストリームな面を強化してきました。音の厚みというよりも、連打を重視したかのようなスタンスでとにかくグラインドに爆走していきます。若干ブラック臭もするような。まぁ強烈ですよ。メッタ打ち。轟音シンセも並走する独特の煌びやかさは相変わらずだけど、今回はDevin Townsend先生お得意の美メロを聴かせるパートはやや控えめでボーカルは吠えまくり、ドラムもギターリフも容赦なしに刻む刻む。レッドゾーン振り切りまくり。完成度の高さや新たな方向性という意味ではもちろん歓迎すべきなんですが、1stの無機質さや2ndの痛快さを知った上で本作を聴くと、個人的な好みからは少しズレてしまうというのが正直なところ。でもエクストリームメタルとしての完成度は間違いないと思います。