- アーティスト: GreyMachine
- 出版社/メーカー: Hydrahead Records
- 発売日: 2009/08/04
- メディア: CD
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元Godflesh、現在はJesuで活躍するJustin K. Broadrickを中心としたノイズ/アンビエント系プロジェクトの1stアルバム。
メンバーは、Isisなどでも活躍するHydra Head Recordsの創始者Aaron Turner、近来のJesuやFinalでベースを担当するDiarmuid Dalton、かつてGodやIceなどでJustinと活動を共にしたDave Cochrane。Justin K. Broadrick自身が叩いたというドッシリとしたドラムの崩れかかったような打撃音と、同時にボトムを支える歪んだ低音、そしてその上で鳴らされるギターノイズや鋭利な金物、時折聴こえる怒声のようなボーカル、更にその上に乗せられるハーシュノイズやサイレンのような異音…といった、単品でも強力すぎる要素が幾重にも重なり合ってノイズの層を作り、地を削るようなビートを刻んだり、重機が進むかのような戦慄のグルーヴを生み出したりしているわけです。その妥協のない非情さと徹底された無機質さは、却って最高の恍惚感をもたらしてくれるし、予想のつかない形で音が派生/集積していく様もあって、単調に感じることなくずっと耳を傾けていたくなります。まるで現代に甦り、更に進化したGodflesh。GodfleshやJesuにも並ぶJustin K. Broadrickの最高傑作がまたひとつ。感涙!