Ministry / Dark Side Of The Spoon

Dark Side of the Spoon

Dark Side of the Spoon

 

 US出身のAl Jourgensenによるインダストリアルバンドの7thアルバム。

 

 リードトラックの「Supermanic Soul」こそ、ハイスピードなインダストリアルメタルで思いの外カッコいいオープニングなんだけど、更に聴き進めていくと、結局のところは前作と同様にミドルテンポで迫ってくる普通なヘヴィロックです。それも脱インダストリアルが加速した状態の。中盤から後半にかけては、民族音楽風の展開を盛り込んだり、シャッフルでノリノリのジャズテイストやサックスを取り入れた楽曲があったりと、新境地を匂わせるスパイスも小粒ながらピリリと。しかし、個人的には前作にあった重みや切迫感といった成分が感じられず、ちょっとダラダラした印象を受けてしまいます。迷走とは言わないまでも、チャレンジが過ぎたかと。ただ、どんな音が飛び出してもハッキリとMinistryだと判別できる無機質さがあるのは変わらず、これはこれで凄いと思います。