US出身のポストパンク/インダストリアルロックバンドの2ndアルバム。
全く知らないバンドだったんですが、「ローリング・ストーン誌が選ぶダンスミュージック部門年間トップアルバム」のベスト10に選ばれたとかいう逸話を知って本作を手に取ってみました。ダンサブルなビートとエレクトロニック色の濃いアレンジを駆使した、ニューウェイブ寄りのインダストリアルロック。そこにアグレッシブなメタルギターの攻撃力を組み合わせたり、または神秘的な雰囲気を作り出すシンセを大きくフィーチャーしたりと主役を入れ替えて(または同時に取り入れて)緩急をつけています。同系統の他バンドに比べると個性的な方だと思うし、かと言って決して難解なサウンドでもなく、歌メロは目立たないにしろボーカルもメインに据えてあるので、その辺のバランスもあって聴きやすくはあります。ただちょっとインパクトに欠ける気も。