UK出身のインダストリアルロック/EBMユニットの2ndアルバム。
テクノ/EBMユニット・Sheep On Drugsのツアーサポートをしていたらしい彼ら。本作は、何をするにしても4つ打ちを基調としたリズムアプローチを中心に、メタルギターやサンプリングを乗せノリを重視して突っ走るという形のインダストリアルロック。UK出身ながらアメリカ型っぽさもあるのかな。しゃがれた声の吐き捨てボーカルの勢いも特筆すべきものがあり、強迫的でダンサブルなビートとの相乗効果によって生まれる熱量が即効性抜群。問答無用で踊り出したくなります(踊るな)。その反面、若干単調ではあるものの、少なからず緩急もついているし、細かい音の重なり合いが活きているので、じっくり聴いても結構楽しめます。ちなみに本作収録のヒットシングル曲「Oxyacetylene」は、ゲームソフト「グランツーリスモ」のテーマソングだったとかで、ひょっとしたら聴き覚えのある人がいるかも。個人的には「サイベリア」と聞くと、lainを思い出しちゃいますねぇ…(関係ない)。