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cali≠gari / ブルーフィルム

C 邦楽

ブルーフィルム

 2000年代のヴィジュアル系シーンにおいて特異なスタンスと音楽性で新しい流れを作り、カルト的な人気を誇ったバンド。本作は、複数回に渡るメンバーチェンジを経て、解散するまでの活動を全うした最終的な編成・第7期としての初アルバム。テーマはタイトル通り。

 

たまにスラップするテクニカルなベースを中心とした、ガチャガチャして厚みのあるバンドサウンド。そこにピアノを用いてジャジーなムードを演出したり、シーケンスを用いて曲の世界観を広げたりといった試みがうまくハマってます。特にスカのリズムと打ち込みを駆使した変態的な#2「ミルクセヰキ」には驚愕。興奮しながらレシピを読み上げる間奏部分には更に驚嘆。面白い。こういった変化球的な作風は、実力やオリジナリティが伴っていないと往々にして目も当てられないものだけど、その点でも一定の水準を軽く飛び越えているので安心。代表曲#8「ブルーフィルム」の普遍・王道的なアプローチもツボを抑えており、バランスのとれた良作品です。