MECHANICAL FLOWER

機械、金属、肉体、電子、幻想、前衛…そんな音楽が好き。

Fear Factory / Soul Of A New Machine

Soul of a New Machine (Bonus CD)

Soul of a New Machine (Bonus CD)

 

 US出身のインダストリアルメタルバンドの1stアルバム(1992年)。

 

 この頃の彼らはデスメタルグラインドコアの色が濃く、後の作風とは結構な開きがあります。凶悪なギターリフがスピーディに切れ込んでくるし、鬼のようなブラストビートも頻繁に登場。Burton C. Bellのボーカルも、サビなどでメロディをなぞる時との温度差はやはり若干あるけど後の作品ほどではなく、基本的には吼えまくってます。そこに映画のセリフ(?)や金属的なSEのサンプリングなどの仕掛けも乗り、機械制御されたマシーナリーで冷徹なサウンドは、エクストリーム・インダストリアルメタルとでも言うべき迫力を感じます。これはこれで良い。ただ、どの曲が~というよりは、全体を通してナンボな作品なので、そこに全17曲という大ボリュームが(短い曲が多いのを差し引いても)重くのしかかります。でも好きな人はとことんハマれるクオリティはあるんじゃないかと。人によっては名作とされる2ndより気に入るかも?