US出身のオルタナティブロック/インダストリアルロックバンドの3rdアルバム。
Devin Townsendを思わせるウェットでヘヴィなダイナミズムの躍進もさることながら、アコギを取り入れて叙情性を押し出したミディアムナンバーの充実が大きなポイント。メロディもよりキャッチーなものになり、「Where Do We Go From Here」「The Only Way (Is The Wrong Way)」「God Damn Me」などのメロウな必殺チューンが本当に素晴らしい。泣けますよ！そしてそれぞれの方向へ楽曲を差別化しながら尺をおさえ気味にまとめてあり、ダレない上に判りやすいというリスナーに嬉しい変化をしているのが非常に好感。インダストリアル色は更に薄れてるけど、そんなのどうでも良くなるくらい良いアルバムです。ちなみにアルバムタイトルは彼らによる造語で、アメリカ人への賛美を意味するようで。当時はアンチブッシュを掲げたバンドも多かった中で、こういう表現をあえて行ったのは結構珍しかったのかも。
