Skinny Puppy / Mind: The Perpetual Intercourse

Mind: Perpetual Intercourse

Mind: Perpetual Intercourse

 

 カナダ出身のインダストリアル/EBMユニットの2ndアルバム(1986年)。

 

 前作のポップなEBM色は陰を潜め、実験サウンドがよりクッキリと輪郭を帯びて進化し、これまでと一線を画すディープなインダストリアルの幕開けとなっています。メンバーのBill LeebがFront Line Assemblyを結成するために脱退した影響もあるのだろうし、Skinny Puppyにとってはここからが本領発揮といったところかも。ノイジー&クリーピーなサンプリング、イレギュラーにリズムを刻むエレクトロニックビート、背筋がゾクゾクするようなNivek Ogreのうめき声のようなボーカル。それらが渾然一体…というよりはミキサーにでもかけられたような絡み合いを経て、黒みがかった洞窟のような世界が広がっています。実験色が色濃く残るけども、Nine Inch Nailsに影響を与えたというギターノイズを大胆に取り入れた「Dig It」などは外せないですね。アルバム終盤はCD化に伴い追加されたボーナストラックらしく、地味さが先行しているものの、文字通りチェーンソーの音をサンプリングしたホラーテイストの「Chainsaw」など注目曲もあり。