Stabbing Westward / Darkest Days

Darkest Days

Darkest Days

 

 US出身のオルタナティブロック/インダストリアルロックバンドの3rdアルバム。

 

 彼らの最高傑作とされる本作は、第1章「崩壊」、第2章「亀裂」、第3章「絶望」、第4章「信念への執着」という4部構成からなるコンセプトアルバムとなっています。アルバムタイトル通り、彼らの魅力である徹底的にダークに貫かれたサウンドは凄みを増し、エレクトロニックな要素も更にレベルアップ。より音色豊かになり、楽曲に様々な表情を与えながらグルーヴィなサウンドに溶け込み、章や曲ごとの線引きや主張がより鮮烈になっています。同時に、アルバムのストーリーを明快に演出するように、組曲的に運ぶプログレッシブな展開美も極まっています。全体を見るとアッパーな曲がやや不足しているものの、楽曲の叙情性を帯びたメロディも更にキャッチーなものになり、難解さとは無縁のポピュラリティも宿しているそのバランスにも舌を巻くばかり。全16曲70分という長丁場を耳を離せないものにしているのは素直に凄いです。インダストリアルロックが好きなら是非ともこの長大なスケールで送られる「暗黒の日々」を体感しましょう!