Atari Teenage Riot / Delete Yourself

Delete Yourself

Delete Yourself

 

 ドイツ出身のAlec Empire率いるデジタルハードコアユニットの1stアルバム。

 

 「Start The Riot!」の連呼でスタートする本作は、まさに彼らの初期衝動の塊。ハイスピードに駆け抜け扇動するガバ/ジャングルのリズム、その上で暴れ狂いかき鳴らされるノイズギター、そしてAlec EmpireとCarl Clackの叫び、叫び、叫び。詳しい意味や彼らの意図は知らないけど、あらゆる政治的な怒りを抽出し、そのまま具現化したような激しさです。メロディの要素はほとんどないけど、ビートが結構ポップかつスピーディで、途中でMC入りのライブ音源を挟みつつ、勢い重視で聴けてしまうのが良かった。Sham 69の名カバー「Kids Are United」は特に良いと思いました。でも全体的にはちょっと単調に感じるし、デジタルハードコアそのものが個人的にはそんなに得意な音楽じゃないかもと再認識。インダストリアルロックの親戚みたいな音楽なのに不思議だなと自分でも思います。