- アーティスト: Linkin Park
- 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
- 発売日: 2000/12/27
- メディア: CD
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US出身のニューメタルバンドの1stアルバム。
新譜発売を記念し今更ながら自分なりに記事を書こうと思います。世界で1,500万枚以上を売り上げた説明不要のデビュー作。やはり何と言っても、訴求力抜群のインパクト大なメロディを歌うChester Benningtonのエモーショナルなボーカルと、そこに絶妙に切り込んで来るアグレッシブなMike Shinodaのラップの絶妙な掛け合いが生み出すミクスチャーグルーヴに尽きますね。みっちり計算されたサンプリングとともにシステマチックに押し寄せるバンドサウンドは、どことなくデジタル制御された感触で、インダストリアルメタルにも若干影響を受けているのも頷ける。ピアノ音のアクセントもメロウでスペーシーな空間を演出。とにかく抜群の良メロディを聴かせる楽曲が粒揃いで、「洋楽は苦手で…」「ラップはあんまり…」という人も振り向かせるくらいの魅力に溢れており、1曲1曲が短く、全体を通してサラっと聴けるのも含め、大衆音楽的な完成度が異常に高いとでもいうのかな。 大味な分やや飽きやすいかも知れないけど、これだけ売れるには理由があるってことで、時代に刻まれた名作としてやはり一度は聴いておきたい。個人的に一番好きな曲は「Pushing Me Away」。切なくて最高。