Slipknot / Vol.3:(The Subliminal Verses)

The Subliminal Verses Vol.3

The Subliminal Verses Vol.3

 

 US出身のニューメタルバンドの3rdアルバム。

 

 解散の危機を乗り越え、3年振りのリリース。プロデューサーはRos RobinsonからRick Rubinへ。猛烈なアグレッションがやや薄まり、よりメロディアスに聴かせて来る場面が大幅に増加。従来の攻撃的ナンバーやキャッチーさ一点を貫いた曲などはもちろん、アコースティックでシンプルな歌モノ、ギターソロや変拍子など、今までに見られなかった手法もところどころに登場。今までのアルバムに比べてメリハリが極端なほどに効いていて、少なくとも退屈はしないし、その判りやすく訴求力の高まった展開の流麗さも成長でしょう。この大きな変化はもちろん賛否両論を巻き起こしたわけだけど、Slipknotは高速重低音が命!という人じゃなければ気に入るんじゃないかなと。個人的にはやはり本作最大のハイライト「Vermilion」。今までにないダークで美しい旋律を聴かせる新しい魅力の詰まった名バラードだと思うし、アコースティック一本で儚く歌い上げる「Vermilion Pt.2」も同様に素晴らしく、楽曲の良さが際立っています。 彼ららしい持ち味を失わず聴きやすさを格段に伸ばすことに成功し、凄く良いアルバムだと今でも思います。