BUCK-TICK / 悪の華

悪の華

悪の華

 

  大御所5人組ロックバンドの4thアルバム。

 

 ギタリスト今井寿の逮捕というショッキングな事件を経て、バンドの危機を見事乗り越え連続でチャート1位を記録した復活作。それだけ当時の人気は巨大なもので、その一件をものともしないくらい強力だったんでしょう。内容はこれまでのBUCK-TICKの音楽を底上げして凝縮した印象。ポップさに溢れながらも、更に独自の色を徐々に打ち出すことに成功しています。特に初っ端の今井節炸裂の「NATIONAL MEDIA BOYS」は秀逸。そしてジャケットのイメージを裏切らないダークでゴシックなエッセンスが散りばめられた楽曲も散見され、タイトルチューンの必殺ナンバー「悪の華」も当然のように名曲。音質が物足りないのは仕方がないことかもだけど、全体を通した完成度で言えば大きく進化。後のヴィジュアル系バンドにもアートワーク含め大きな影響を与えたと思われます。個人的には前作「TABOO」の方が好きな曲が多いですが。