Strapping Young Lad / City

City

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 カナダ出身のマルチミュージシャン/プロデューサーDevin Townsendを中心としたエクストリームメタルバンドの2ndアルバム。

 

 1作目にあたる「Heavy As A Really Heavy Thing」からは約2年振り、しかしDevin TownsendのソロプロジェクトであるOcean Machine名義の「Biomech」からは数ヶ月というスパンでリリースされています。ほぼ同時期に制作されたということかな?だとしたら恐るべし。というのも、ここで聴ける音はOcean Machineのようなクリアで広大な音ではなく、もう惜しげもなく全力で怒りを叩き込むかのような強烈で分厚い爆音の洪水。デスメタルバンドの元ドラマーGene Hoglanを迎えて、とにかく激重・高速のドラムが素晴らしい。ブッチギレてます。あまりにも密度の高い音が激しく叩きつけられる様に、聴いていて具合を悪くする人もいるかもと思うほど(苦笑)。メタルバンドとしてのダイナミックさがより顕著になった分、打ち込み要素は減退し、前作の機械的な魅力は薄れ気味。その辺は個人の好みとして、それでも本作はメタルファンなら間違いないであろう傑作。咆哮に乗せた美しいメロディが飛び出すあたり、聴きやすさも兼ね備えていると言えます。そしてインダストリアルユニットCop Shoot Copの代表曲「Room 429」のカバーも収録。激しく叩きつける曲だけではなく、こういった艶のあるメロディアスな雰囲気モノの楽曲も完璧に自分たちのものにしていることが実に素晴らしいですね。ちなみに今作の邦題は「歌舞伎町から超鋼鉄重低爆音」。最高だ!